あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Biggest moments in cocktail history

barvirgo2013-10-23

という、カクテルの歴史に影響を及ぼした出来事を紹介している記事が面白かったので、簡単に紹介します。
まず最初は1689年、オレンジ公ウィリアムがイングランドの国王になり、出身地で生まれたジンをイギリスに持ち込み、他のお酒に高い税金を掛け、ジンを流行らせた事がカクテル誕生にも繋がっているとなっています。
次は1862年アメリカのJerry Thomas(ジェリー・トーマス)氏が「A Bar-Tender’s Guide」というカクテルガイドの本を出版した事だそうです。
そして次が1920年アメリカの禁酒法施行です。
禁酒法でお酒の製造販売が禁止され、多くの密造酒が造られる様になり、そのままでは飲みにくいお酒も多く、カクテルの発展に繋がったという事です。
で次は1929年で、これはアメリカで大恐慌が起き、アメリカでは現実逃避でお酒(カクテル)を飲む人が増えたそうです。
そして1964年、今度は映画「007ゴールドフィンガー」の公開だそうです。
この映画ではショーン・コネリー演じるジェームス・ボンドがウオツカマティーニを頼み、これがジェームス・ボンドと変わらないぐらい当時は流行したそうです。
そして1984年、今度はミシュランの三ツ星レストランEl BulliのシェフFerran Adria(フェラン・アドリア)氏が、料理の技法がカクテルにも生かされるような方法を伝えてくれたそうです。(これはあるじはよく分かりません・・・)
で1988年、また映画ですが、タイトルもそのもの「カクテル」、トム・クルーズ主演で内容は覚えていませんが、確かにこの映画の影響は日本でもあり、確かにカクテルが流行りました。
そしてそれから10年、1998年から始まったテレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」、このドラマの中で飲まれていたらしいコスモポリタン、あるじはこのドラマを見ていないのですが日本でも放映され、何時の頃からかあまり知名度の高くなかったこのカクテルをオーダーするお客様がお見えになるようになったので、やはり影響があったドラマなんだと思います。
そして2007年、これは日本ではたぶん関係ないと思いますが、アメリカのテレビで放映されている「Premier of Mad Men」、どんな番組かよく分からないのですが、この番組内で出演者が色々とカクテルを飲んでいるようです。
って事で、テレビの影響はやはりあるんですね。
で最後は2008年、これもアメリカですがリーマンショック、1929年の時と同じ様に失業した人達がお酒(カクテル)等を飲み現実逃避にはしっているらしいです。
以上がBiggest moments in cocktail historyだそうですが、ちょっと面白いですよね。
実際に映画やドラマの影響は日本でも起こりましたしね。
てな訳で、あるじもウイスキーばかりじゃなく、たまにはカクテルを飲もうかなっと!

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