あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ティーリングだけじゃなく

barvirgo2014-09-08

アイルランドの首都ダブリンにもう1つウイスキーの蒸溜所が出来る事が決まりました。
先日Dublin City Council(ダブリン市議会)から許可が下り、来年初頭から工事を始め来年末までには蒸溜を始める計画だそうです。
因みに首都ダブリンに出来るので名前もそのままDublin Whiskey Company(ダブリン・ウイスキー・カンパニー)、蒸溜所の場所はMill Street(ミルストリート)という市のほぼ中心部で、実際に昔蒸溜所や醸造所として使われていた建物を改築して新しい蒸溜所にするそうです。
造るウイスキーアイルランド伝統のシングルポットスティルウイスキーと、シングルモルトウイスキーの2タイプ、そと蒸溜所のマスターディスティラーには世界的なウイスキーコンサルタントのジム・スワン氏が就任するそうです。
ジム・スワン氏は、本当に世界中で新規蒸留所立ち上げに関わっているので凄いなと本当に感心してしまいます。
そして当然ダブリンの街中に出来るわけですからヴィジターセンターも設け、見学に訪れる方が年間75,000人に上ると予想しているそうです。
だいぶ見学客に期待しているようですが、年間75,000は流石に厳しいんじゃないかとあるじなんかは思いますが、ウイスキーを売れるようになるまではアイルランドでも最低3年は掛かるので、新しい蒸溜所がやっていくうえではそのぐらい来て貰いたいとの思いもあるんでしょうね。
とはいえ75,000だと1日に200人以上、そんなに見学客が訪れたらウイスキー造りどころじゃないんじゃないかと、ちょっと心配にはなりますよね。
まっ、何はともあれ年内中にはティーリングの蒸溜所がダブリンで稼動を始め、そして来年はこのダブリン・ウイスキーが稼動を始めるというのですから、アイルランドウイスキー業界、ますます目が離せないし、ウイスキー好きとしては訪れなきゃいけない国だなと強く感じました。
なので、あるじとしても2017年にはアイルランドに行くことを1つの目標に、これからもウイスキー布教頑張ろうと思います。
えっなぜ2017年かって、それは来年・再来年はほぼほぼスコットランドで決まっているからです。(ごにょごにょ)

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