今週月曜SWA(スコッチウイスキー協会)が今年上半期のスコッチウイスキーの輸出販売額・量を発表しました。
そして驚くべきことに、今年の上半期は販売額で前年比11%ものマイナスだったそうです。
これはここ10年近くずっと右肩上がりだったので、今年の下半期また来年と様子を見ないといけませんが、ちょっと気になる数字ですね。
なにしろ1割以上落ちたわけですから・・・
そしてあるじが昨日英国のニュースサイトで見た記事では中国の落ち込みが大きく影響している的な事が書いてありましたが、中国だけでなくウイスキーマーケットとしては最大のアメリカでも額で16%、量で12%落ちているのは、日本のウイスキーもこれからアメリカに打って出ようという時期だけにより気になりました。
ただそんな中、やはり日本にウイスキーブームが興っているのか、日本に対する輸出は額で18%、量で33%伸びているはちょっと嬉しく思いました。
そして凄いなと思ったのは台湾で、量は昨年と変わらないのに額が39%も伸びているので、為替レートの兼ね合いもあるのでしょが、低価格のブレンデッドというより価格の高いシングルモルトがかなり飲まれているなというのが分かりますよね。
まっ、あるじ的にはモルトもブレンデッドも共に皆さんが楽しんでくれる方が良いなと思ってはいるんですけどね。
そしてあるじとしてはウイスキーが一時的なブームで飲まれるのではなく、本当に好きで飲み、楽しむ人が増えるようになってもらいたいと思います。
なので今回の11%の下落というのはここまで急激に伸びてきていたので、ブーム的にウイスキーを買ったり飲んでいた人達が少し他のお酒に移行しはじめたのかなとも思い、ブームで飲むのではなく本当にウイスキーを美味しいと思って飲んでもらえる人達が残っていれば良いのかなと思うし、そうしたウイスキーを飲む人達を大事にし、ウイスキーの素晴らしさを提供する側がしっかり伝えていけば、これからもウイスキーはずっと飲み継がれていくんじゃないかと思いました。
などなど今回の発表で思った事を、今日は書いてみました。
で、こちらに2014上半期スコッチウイスキー輸出額・量ベスト20ののPDFを貼りましたので、宜しければご覧下さい。
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