あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 2017年上半期のスコッチ輸出

barvirgo2017-10-31

についてSWA(Scotch Whisky Association/スコッチウイスキーアソシエーション)がその数字を発表しました。
輸出額は3.4%上昇し、約18億ポンド(約2,700億円)だったそうです。
しかし輸出量は約2%減り約5億2,800万本だったそうです。
量は減っているが金額は増えたって事ですね。
これはやはりシングルモルトウイスキーの輸出が増えているからだそうで、シングルモルトウイスキーは約7%輸出額が上昇し、スコッチウイスキーの輸出額に占める割合が約1/4まで上がってきた事が要因だそうです。
そしてアメリカはやはりウイスキーを輸出する相手国として最大且つ拡大を続けるマーケットなんですね。
この上半期も輸出額は全体で8.6%、シングルモルトに至っては14%上昇したそうです。
なので日本のウイスキーメーカー、特にサントリーアメリカをマーケットに色々と手を打っているのは理解出来ます。
中には日本では全く見ないのにアメリカだけで売っているウイスキーなんかも結構ありますしね。
そしてSWAは日本にも言及しています。
日本への輸出額は19%も上昇し、約4,300万ポンド(約65億円)に上ったそうです。
あるじ的にはスコッチウイスキーが大好きで皆さんに楽しんでもらいたいと思っているので、この伸びているという事実は素直に嬉しく思いつつ、これが一時的なものでなく今後も着実に伸びてもらいたいと思います。
あとSWAでは、今は良いがブレグジット後に対する警戒感はとても強く英国政府にしっかりとした対応策をお願いしたいとしています。
またそれに合わせ国内需要が高い酒税のため落ちているので、ウイスキーに対する酒税を下げる事も合わせてお願いしていました。
という様なことでとりあえず、今年上半期のスコッチウイスキーの輸出に関する簡単な数字のお知らせでした。
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