あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 1から10まで

barvirgo2014-11-15

という言葉がありますよね。
まっ、簡単に言うと全部自分(達)で行うという事ですが、スコットランドでついにそこまで全部やるの!!という蒸溜所が誕生したそうです。
その名もArbikie Distillery、アーバイキー蒸溜所とでも読むんでしょうか、それこそ原料から作り、ボトリングまで全てを行なうそうです。
もちろんスコットランドには大麦作りからボトリングまで行なっている蒸溜所はキルホーマンがありますが、その大麦はウイスキー生産量の一部ですし、その多くはポートエレンモルティングスから仕入れたモルトウイスキー造りをしています。
またスプリングバンクはモルティングからボトリングまで100%自社で行なっていますが、大麦は生産に関わっている物もありますが作ってはいません。
しかし、今度誕生したArbikie Distilleryは全て自分達で行なうそうです。
そして今年は先ずウオツカ(写真)を造り販売し、来年以降ジンとウイスキーも造るそうです。
で、その全ての原料を自分のところの農場などで賄い、糖化、醗酵、蒸溜、熟成、ラベル作り、ボトリングまで全て行なっていくのだそうです。
何か凄いですよね。
まあおそらく規模的には大きくないマイクロディスティラリーなのでしょうが、それにしても3種類の蒸留酒を原料作りからボトリングまで全て行なうとは・・・
どこまで自分の所でと拘っているのでしょう?
さすがにここまでやる蒸溜所はスコットランドでも初だと、BBCのニュースにもありましたしね。
まあそんなArbikie Distillery、将来的には海外での販売も目指しているとの事なので、自分のところで全て行うのは良いのですが、良いウイスキー、良いジン、良いウオツカを造ってほしいと思います。
で、あるじも何時か機会があれば、そこまで拘ったウイスキーなり、ウオツカなりを飲める日が来れば良いなと思います。

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