あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「Whisky Galore(ウイスキーガロア)」

barvirgo2015-06-13

という映画を知っている方はいらっしゃるだろうか?
1949年に製作された映画なのでご存知な方は殆どいらっしゃらないと思いますが、その名の通りウイスキーの映画です。
ガロアはたっぷりとかいっぱいという意味だそうなので、「太陽がいっぱい!」
じゃなかった・・・「ウイスキーがいっぱい!」といったタイトルの映画です。 
で、これは1941年実際に起きた事件を基にした小説「ウイスキーガロア」を映画化したもので、スコットランドの北西アウターヘブリディーズと呼ばれる島々の1つ、エリスケイ島沖に座礁した船から積荷のウイスキーを島民が運び出し奪い合ったドタバタを描いたコメディだったそうです。
1941年英国は戦時中、スコットランドの島といえどもウイスキー配給制で島民は滅多にウイスキーを飲む事が出来なかったそうです。
そんな時にウイスキーを積んだ船が沖合いに座礁したのです。
助けた船員から積荷の事を聞いた島の人達がウイスキーを運び出さない訳がありません。
とはいえ船の積荷は島民の物ではないので、奪い合ったり隠したり久しぶりのウイスキーで酷く酔ったり、といった内容だったそうです。
実はあるじも見た事がなく、見たくて見たくて仕方がない映画の1つでした。 
スコットランドに行った時にDVDがないか探した事もあるぐらいです。
そんなあるじが見たくて仕方なかった「ウイスキーガロア」、そのリメイク版がついに作られる事になったそうです。
1949年に作られた時はエリスケイ島の近くバッラ島で撮影が行なわれたそうですが、今回はグラスゴーを中心にハイランドで撮影が行なわれるそうです。
まあ何はともあれ製作スタッフを見るとスコッツ(スコットランド人)が多いので、なんだか面白い映画になるんじゃないかと思うんですよね。
なので何時の日になるかは分かりませんが、是非日本でも上映して欲しいと思うあるじなのでした。

にほんブログ村