ここ数年、世界的ウイスキーブームのせいもあってかなくてか?新規参入のクラフト系に限らず大手メーカーまでが今までに無いウイスキー造りにチャレンジし、ハイブリッドウイスキーと呼ばれるウイスキーをリリースするようになっています。
そして、そのハイブリッドウイスキーに着目して現在のトップテンと思しきウイスキーを紹介している記事があったので、どんなウイスキーがハイブリッドなウイスキーなのか?ここでも紹介いたします。
但し、中にはそれのどこがハイブリッドなの?ってウイスキーもありますのでご容赦を・・・
- The Glover(ザ・グラバー) : 昨年リリースされたシングルモルトスコッチとジャパニーズシングルモルトをブレンドして造られたウイスキー、このタイプがスコットランドで造られたのは珍しいといえば珍しいですが日本では・・・、って言うタイプのウイスキーですね。
- Huxley Rare Genus Whiskey(ハクスリー・レア・ジーナス・ウイスキー) : ディアジオ社が実験的に作ったスコッチとカナディアンとアメリカンウイスキーをブレンドしたウイスキー
- Jim Beam Kentucky Dram(ジムビーム・ケンタッキードラム) : 皆さんよくご存知のバーバンウイスキー、ジムビームにシングルモルトスコッチウイスキー、アードモアをブレンドしたウイスキー
- Bowmore Mizunara(ボウモア・ミズナラ) : ミズナラの樽で追加熟成させたボウモア、ミズナラ樽という日本独特の樽で追加熟成させたスコッチという事でハイブリッドとされたようですが、追加熟成に今までにあまり使われなかった樽を使うのは最近多いので、あるじ的にはハイブリッド感は無いウイスキー
- High West Whiskey Campfire(ハイウエスト・ウイスキー・キャンプファイヤー) : バーボンウイスキーにライウイスキー、そして100%ピーテッドモルトスコッチウイスキーをブレンドしたウイスキー
- R5 Hop-Flavored Whiskey(R5 ホップフレーバードウイスキー) : Racer 5 IPAというビールを1,000ガロン(約3,750リットル)のアランビック蒸溜器で10日かけ蒸溜し、フレンチオークで29ヶ月熟成させたウイスキー、ゆっくり蒸溜してるとはいえIPA由来のホップがどの程度残るか?気になるウイスキーではあります。
- George Washington Distillers’ Reserve(ジョージ・ワシントン・ディスティラーズ・リザーヴ) : マウントバーノンに再建されたジョージ・ワシントン蒸溜所で造られた、100%スコティッシュバーレイを原料としスペイサイドのクーパレッジで作り直されたバーボン樽で3年熟成し、その後マデイラワインの樽で追加熟成させたウイスキー、アメリカで造られるスコッチスタイルのシングルモルトウイスキーという事でハイブリッドに選ばれたようですが、こうしたタイプは他にもありそう・・・
- Teeling Hybrid(ティーリング・ハイブリッド) : アイルランドのクーリー蒸溜所で仕込まれたモルト原酒とスコットランド・アイラ島のブルックラディ蒸溜所で仕込まれたモルト原酒をバッティングして8年の追加熟成させたウイスキー、もともとはブルックラディ蒸溜所が「ケルティックネーションず」としてリリースしたもので、熟成を重ねた後再リリースする予定だったがスコッチウイスキーとして認められなくなり、それをティーリングが引き取りスコッチでもなくアイリッシュでもない「ハイブリッド」としてリリースしたウイスキー
以上が現在ハイブリッドなウイスキーのトップテンとされていますが、ハイブリッドなるほどね!というものもあれば、先にも書いた通りどこがハイブリッドなの?といった物もあり、またここで紹介されてないけどこんなのもハイブリッドなんじゃないといった物もきっと世の中にはあるのでしょう、ただこうした物を研究開発そしてリリースするのも悪いとは思いませんが、ウイスキーの本質を逸脱しないようにだけはして欲しいと思ったあるじなのでした。
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