先週「あるじの店」の化粧室には、「蒲」を活けていました。
で、ふとニッカの余市蒸留所で「マイウイスキーづくり」をした時の事を思い出しました。
と言うのも、ウイスキーの樽作りには「蒲」が欠かせないらしく、側板(がわいた)と側板の間に蒲の葉を挟む作業をさせてもらったのです。
これは樽を作る時に、側板と側板の間にどうしても隙間が出来てしまうらしく、そこに蒲の葉を挟む事によって、樽からウイスキーが漏れ出すのを防ぐ効果があるからなのだそうです。
何でも、蒲の葉がウイスキーを吸って膨らみ、側板と側板の隙間をしっかり塞いでくれるからなんだそうです。
あるじなんか、植物の性質をよく知らないので、他の植物の葉でも構わないような気がしますが、長いウイスキー造りの歴史の中で、きっと一番向いていたのが「蒲」だったんでしょうね。
と、ウイスキーと何の関係も無いようで、実は深い関係がある「蒲」について今日は書いてみました。