あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 あるじの「ゆく年くる年 in スコットランド」(3)

barvirgo2009-01-12

旅の2日目、前回はグレンゴイン蒸留所に行ったところまで書いたので、今日はその続きです。
グレンゴイン蒸留所を見学した事は前回書きましたが、  この蒸留所には見学ツアーが全部で6種類あります。
どんなツアーがあるかというと、「Glengoyne Tour 」といってまずレセプションで「グレンゴイン10年」を飲みながらショートビデオを見て、その後蒸留所内をガイドしてもらい最後売店に案内してもらうもの(5.50£)と、「Wee Tasting Tour」といって上記のツアーにプラスしてツアーの最後に「グレンゴイン17年」を飲ませてもらえるもの(7.50£)、「Tasting Tour 」といってまずレセプションで「グレンゴイン10年」と「12年」を飲みながらショートビデオを見て、その後蒸留所を ガイドしてもらい最後に「the Glengoyne 'Club Room'」というゲストハウスの1室で「グレンゴイン17年」と「21年」が飲めるもの(15£)[以上10名以内なら予約不要]
それと「Cask Tasting Tour」といって、まず「グレンゴイン12年カスクストレングス」を飲みながらショートビデオを見て、その後蒸留所内をガイドしてもらい上記のツアーには無いウェアハウス(貯蔵庫)の見学が加わり、最後に「the Glengoyne 'Club Room'」の1室で「グレンゴイン」の3種類のカスクストレングスを飲ませてもらえるもの(25£)と、「Master Blender Session」といって、最初に「グレンゴイン10年」を飲んでから蒸留所(ウェアハウス含む)を見学、その後「state-of the-art whisky 」というサンプルルームで「'Langs Select' blended whisky 」と「グレンゴイン17年」を頂き、the art of the Master Blenderについて教わり、そして自身で100mlのサンプルボトル分のオリジナルブレンデッドウイスキーを作らせてもらえる(もちろん持ち帰りができるそうです)もの (30£)、後1つ「The Masterclass 」といって、Glengoyne waterfall (クーリングウォーターに使っている池に流れ込む小さな滝)のところで「グレンゴイン17年」をテイスティングするところから始まり、ニューメイクやシングルカスク3種のプレゼン、蒸留所(ウェアハウス含む)見学、2種類のグレーンウイスキーのノージングにプレゼン、スコットランドの各地域の違いの説明、そしてサンプルルームで200ml分のブレンデッドウイスキー作り等々体験できるもの(100£)があります。

で、あるじ達が参加したのは「Cask Tasting Tour」で、予約がないと参加  出来ないツアーなのですが、これは事前に予約をしていたのでスムーズに見学 出来ました。

 左:売店の看板       中央:ポットスティル      右:ウェアハウス
それでグレンゴイン蒸留所は、中央の写真にあるようにポットスティルが3基で、3回蒸留する訳ではなく、初溜釜1基に再溜釜2基の変則蒸留を行っているそうです。
それと、原料のモルトはピートを全く焚いていない物を使っているそうです。

ブレンド体験はしていませんが、左:サンプルルーム 中央:ブレンド体験キッド 右:売店
またあるじ達は今回「Cask Tasting Tour」の参加でしたが、次にグレンゴイン蒸留所に行く機会があれば、「Master Blender Session」に参加し、自分のオリジナルブレンデッドウイスキーを作りたいと思いました。
まっ、とにかく楽しく蒸留所を見学し4種類のカスクストレングスウイスキーを堪能させていただき、蒸留所限定のお土産を買って帰るのですが、ここでもツアーの ガイドをしてくれたビルさんが声をかけてくれて、な・な・何と!!グラスゴーのセントラル駅まであるじ達を車で送ってくれたのです。
帰りはタクシーを呼んでグラスゴーの戻ろうと思っていたので、とてもありがたく 嬉しかったです。
ビルさんをはじめ、グレンゴイン蒸留所の皆さんには、いくら感謝してもし足りないぐらいだと思いつつグレンゴイン蒸留所訪問の話は終わります。
そうそう、因みにあるじ達がグラスゴーで泊まったホテルは、セントラル駅直結(真上)のホテルで、部屋も広くなかなか趣もあって良かったです。
そして2日目の夜、あるじ達はパブに行って食事をし、その後飲もうと思っていたのですが、最初に覗いたパブが混んでた事もあり、何故かスコットランドにて中華料理を食べる事になっちゃったんですよね。

 左:えびチャーハン     中央:北京ダック        右:麻婆豆腐
また、ここでもあるじ達は大きなミスをしてしまいました。
スコットランドは日本と違い1人前の量がとても多いと分かっているのに、つい1人1品みたいに注文しちゃうんですよね。(写真に撮りませんでしたが、北京ダックにはとてつもなくでっかいスープもついてきました。)
お陰で食べ過ぎてしまい、この後入ったパブでは1杯飲むのがやっとで、パブを 満喫することなくホテルに戻る事になってしまいました。
なので時差ボケも手伝い、飲み足りなさもあって夜中に起き出し、エジンバラで 買ったウイスキーが半分ほど残っていたのを部屋で飲み干しちゃいました。   てへっ! こうして旅も2日目が過ぎていったのです。
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