マウントゲイ・ラム
一昨日、セミナーに参加してきたので、マウントゲイというラムについて聞いてきた事を少しばかり・・・
マウントゲイはカリブ海に浮かぶ西インド諸島の1つ、バルバドス島で造られています。
バルバドス島では1650年頃からラム造りが始まっていたらしく、マウントゲイも1667年には操業を開始していたそうです。
但しその頃はまだ公的な免許は取っておらず、1703年に正式な酒造免許を取得したそうです。
曰く、世界で最も古いラムメーカーだそうです。
そしてこのラムの特徴は島の水だそうで、他の西インド諸島の島が火山岩で形成されているの対し、バルバドス等は珊瑚石灰岩で形成されている為、水も他の島とは違うそうです。
原料はもちろんサトウキビ、最近はマルティニークなどのアグリコールラム(サトウキビを絞ったジュースをそのまま醗酵させて造るラム)が人気ですが、ここではサトウキビを搾って取れる砂糖ジュースを取り除いて取れる糖蜜(モラセス)を原料としているそうです。
そして製造工程の特徴は、オランダでマウントゲイの為に特別作ってもらっている発酵用の酵母、また蒸留では銅製のポットスティル(単式蒸留器)を使った2回蒸留(7%→55%→86%)と、コラムスティル(連続式蒸留機)を使った1回蒸留(7%→94%)の2パターンがあり、蒸留後はともにアルコール度数を70%に調整し、別々に樽(バーボン樽)に詰め、製品によってボトリングする際ブレンディングするそうです。
まっ!歴史があり結構こだわっているラムってことですね。
そんなマウントゲイ・ラム、2種類試飲させて頂きましたが、思ったほど甘すぎず なかなか美味しいラムでした。
そして来月レミー・コアントロー・ジャパンから発売になるそうなので、宜しければ皆さんも飲んでみてください。
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