あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 フレッド・ノウ バーボンセミナー

昨日はバーボンウイスキー、ジムビームの7代目マスターディステラー、フレッド・ノウ氏のセミナーがあり参加してきました。
そして簡単なバーボン誕生の歴史や、ジムビームの歴史、ジムビームとそこで造られているスモールバッチバーボンについてテイスティングしながらどんなウイスキーなのか話を聞いて来ました。
凄く目新しい話があったわけではないのですが、いくつかなるほどと思った点がありました。
先ずアメリカに入植した人たちは当初アメリカ北東部に住み、そこでウイスキーを造り始めたが税金が高くなり、トウモロコシを作るならただで土地をくれるというケンタッキーに移り住んだとか、そこで余ったトウモロコシを使ってウイスキーを造るようになったとか、また一番蒸留所の多かったところがバーボン群で、そこで造られるウイスキーを買って飲んでいたニューオリンズミシシッピー川流域の人達がバーボンウイスキーと呼ぶようになったとか、てな話ですね。
そしてジムビームを造るビーム家の話を聞き、ジムビームのバーボン造りに対する拘りを聞き、最後6種類のバーボンをテイスティングしてセミナーは終了しました。
そしてジムビームのウイスキー造りは、各ウイスキー蒸留の段階から何を造るか決めて、ブッカーズならブッカーズ、ベイゼルヘイデンならベイゼルヘイデンでマッシュビル(原料構成)が決まっていて蒸留の仕方も違い、また熟成庫に置く場所もそれぞれ違う決まった場所があるそうです。
後ちょっと面白いと思うのは、スモールバッチといっても1バッチ(1回のボトリング)に使う樽の数に決まりがない事は知っていましたが、1バッチが300〜500樽というのを聞くと、それはスモールなの?っと思っちゃいますよね。
まっ、それ以外にも色々話は聞いたのですがまた長くなってしまうので、「小言」ではここまでとさせて頂きます。
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