あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 グレンフィディックもno-age-statement(ノー・エージ・ステートメント)

barvirgo2013-09-20

シングルモルトウイスキーの売上世界ナンバー3のマッカランが、年数表記の無い(ノー・エージ・ステートメント)1824シリーズをリリースして世界的には結構話題になりましたが、今度は世界ナンバー1の売上を誇るグレンフィディックが免税店限定ではありますが、ノー・エージ・ステートメントシングルモルトウイスキーを3種類リリースすると発表しました。
これはGlenfiddich Cask Collection(グレンフィディックカスク・コレクション)と銘打ってリリースされ、それぞれをSelect Cask(セレクト・カスク)、Reserve Cask(リザーヴ・カスク)、Vintage Cask(ヴィンテージ・カスク)と名づけ、グレンフィディック15年ソレラリザーヴの製法を利用して造られるウイスキーだそうです。
ソレラリザーヴの製法についてはここで書いていると長くなるので書きませんが、知りたい方はVirgoにでも来て貰うとして、この製法で造ることによって、これらのウイスキーは恒久的に安定供給出来るそうです。
だからなのか、グレンフィディック蒸溜所では、今回のリリースを今年最も革新的な新商品の発表だと言っています。
まっ、年数に拘らずソレラの製法で味わいを優先するわけだから、確かにその通りなのかもしれません・・・
で、因みに今回の3種類ですが、「セレクト・カスク」はリッター瓶で39ポンド、バーボン樽、ヨーロピアンオーク、カルフォルニア赤ワイン樽を使って熟成させたウイスキーで、「リザーヴ・カスク」はリッター瓶で49ポンド、シェリー樽で熟成させたウイスキー、そして「ヴィンテージ・カスク」は700mlのボトルで79ポンド、熟成はヨーロピアンオークにバーボン樽ですが、1887年の蒸留所創業当時の味わいを活かすようにピートを焚いたモルトをある程度原料に使用して造ったウイスキーだそうです。
そして、それぞれアルコール度数は40%だそうです。
また今回グレンフィディックカスク・コレクションとしてリリースしたのは3種類ですが、今後その種類を増やしていくそうです。
なので、今回は免税店限定でのリリースですが、グレンフィディックもこうしたノー・エージ・ステートメントシングルモルトウイスキーを一般販売するようになるかもしれませんね。
ん、て事はグレンリベットもノー・エージ・ステートメントをリリースしてくるかもしれませんね・・・
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