1月ほど前に世界のウイスキーマーケットベスト5を紹介しましたが、今回はそれも含めジン、ウオツカ、ラム、テキーラなどのスピリッツはどの国で人気が高いのか、ユーロモニター・インターナショナルが調べた2012年の結果から紹介したいと思います。
先ずウイスキーですが、ウイスキーについてはこちらの「小言」をご覧頂くとして、それ以外のスピリッツがどの国でよく飲まれているのか、1位から5位まで簡単に紹介します。
- ジン : 第1位フィリピン、第2位アメリカ、第3位スペイン、第4位イギリス、 第5位インド
- ウオツカ : 第1位ロシア、第2位アメリカ、第3位ポーランド、第4位ウクライナ、第5位ベラルーシ
- ラム : 第1位インド、第2位アメリカ、第3位フィリピン、第4位ドミニカ共和国、第5位フランス
- テキーラ(メスカル含む) : 第1位アメリカ、第2位メキシコ、第3位ロシア、 第4位南アフリカ、第5位ドイツ
- ブランデー : 第1位インド、第2位フィリピン、第3位ロシア、第4位ドイツ、 第5位ブラジル
- コニャック : 第1位アメリカ、第2位中国、第3位イギリス、第4位ドイツ、第5位フランス
以上が世界で流通している主なスピリッツの販売量上位5カ国になるわけですが、あるじも発表された国を見て驚いたのは、フィリピンがジンでは1位、ブランデーで2位、ラムで3位に入っていた事です。
だいぶ良くなっているとはいえまだまだ経済状況が良いとはいえないフィリピンが、自国内で生産したスピリッツが多いとはいえ、これだけ各カテゴリーで上位に顔を出すんですからね。
まぁフィリピンの会社がホワイト&マッカイを買収したのも、なんか納得出来た気もしますよね。
それ以外だとらしいなぁと感じたのはウオツカで、やっぱりアメリカとロシア周辺国でした。
またブランデーとコニャックが、似たようなっていうかコニャックはブランデーの1カテゴリーなのに別調査になっていたのも、ドイツ以外の国が全く違う結果になっていて面白いからなんでしょうね。
ただそれにしてもブランデーを造っている国フランスが、ブランデーの販売量上位5ヶ国に入らないっていうのも面白いところですよね。
で、今回数字は挙げませんでしたが、全体を通してみるとスピリッツのマーケットとしてのインドは凄いなというのを、改めて実感したあるじなのでした。
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