あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Drinks International(ドリンク・インターナショナル)発表 Millionaires’ Club list(ミリオネアズ・クラブ・リスト)2014

barvirgo2014-06-26

が発表されました。
これは簡単に言えば、世界中で販売されているスピリッツの販売量(額ではありません)で、100万ケース(1ケース9リットル換算)以上販売された物を各カテゴリー毎にランキング付けしたもので、今年はウオツカ、ウイスキー、ラム・カシャーサ、ブランデー・コニャック、焼酎・パイチュウについて、昨年の販売量などが発表されました。
PDFにそのリストがあるのでこちらに貼りますが、今年はジンとテキーラ・メスカルについてはリストに掲載されていませんでした。
ジン好き、テキーラ好きの方には悪しからず・・・
で、それぞれの販売量など気になる方にはリストの方を見て頂くとして、ここではあるじが気になったウイスキーについて少し紹介いたします。
ミリオネアズ・クラブのリストでは世界的に販売されているお酒に限らず、ドメスティック(ほぼその国)で販売されているお酒も入れてランキングされるので、ウイスキーの場合人口が多くウイスキー文化の根づいているインドが販売量の上位に数多く入ってきてしまいます。
今回もベスト30には15のインドブランドウイスキーが入っていますし、販売量世界1位も「オフィサーズチョイス」というインドのウイスキーです。
因みに「ジョニーウォーカー」は前年2位だったのですが、昨年は販売量を伸ばしながらも3位に落ちてしまっているのです。
インド恐るべしで、スコッチウイスキー業界がインド市場を狙うのも分かる気がしますよね。って、サントリーもインドのマーケット狙ってるんですけどね。
また世界23位にサントリーの「角」が入っています。
今はまだほぼ日本国内の販売でこのランキングなのですから、サントリーがビームとくっついた事で、今後はアメリカなど海外でも販売するそうですし、「角」のランキングがあがるのは間違いないでしょうね。
ただ「角」が日本のウイスキーを代表するブランドだ!なんてなってしまうと、ちょっと違う気もするんですけどね。
あとニッカウヰスキーの「ブラックニッカ」が、年間180万ケースでベスト30には入っていないのですが、30位のウイスキーは210万ケースで届かない差ではないと思うので、是非ニッカさんにも頑張ってもらい、日本のウイスキーがベスト30に2ブランド、ゆくゆくはそれ以上が入るようになると嬉しいなと思いました。
まっ、それ以外にも幾つ面白いなと思う点はあったのですが、長くなってしまいましたので後はこちらのPDFで、それらの情報をご覧下さい。

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