あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 The Glenrothes Vintage Reserve(ザ・グレンロセス・ヴィンテージ・リザーヴ)

barvirgo2014-10-09

ここ数日、グレンロセスがVirgoでは話題に上る事が間々あります。
来年のあるじのスコットランド旅行計画にグレンロセス蒸溜所を訪れるというのが入っている事もあるのでしょうが、噂をすれば何とやらとでもいうのでしょうか、そのグレンロセスの新商品が来年リリースされる事が発表されました。
まっ、正確には来月11月に台湾で先行販売されるのですが、世界的には来年だそうです。
なので日本でも来年には発売される筈です。
その新商品が写真の「ザ・グレンロセス・ヴィンテージ・リザーヴ」
現行販売されている「セレクト・リザーヴ」と同じ様に、こちらもマルチヴィンテージで年数表記無しのシングルモルトウイスキーだそうです。
それで新商品の「ヴィンテージ・リザーヴ」ですが、これには1989年、1992年、1997年、1998年、2000年、2001年、2004年、2005年、2006年、2007年の10ヴィンテージを使用し、ヴァッティングしているそうです。
まさにマルチヴィンテージですね。
またこれで年数表記をすると7年とか表記しないといけなくなるので、年数表記を外すのも分からないではないですよね。
それでアルコール度数は40%、先行販売の台湾での価格が1,200台湾ドル(約4,300円)と手頃なのも嬉しい新商品といえますよね。
なにしろ最近は世界的にウイスキーの人気が高まっている事もあり、価格が高騰気味でしたからね。
こんな「グレンロセス」、まだまだシングルモルトウイスキーとしての認知度は日本では低いですが、スコッチウイスキー業界的には実はとても人気の高い蒸溜所のウイスキーです。
ウイスキーの主流はシングルモルトよりブレンデッド、そのブレンデッドの隠れた主役がこのグレンロセスなのです。
数多くのブレンデッドに使われていて、多くのメーカーが原酒を求めて蒸溜所を訪れるそうです。
というそんな隠れた人気蒸溜所が、お手頃価格で10ものヴィンテージを組み合わせて造り上げたシングルモルトウイスキーなので、来年発売されたら是非飲んであげてみて下さい。
因みに発売されたらVirgoでも入荷する予定です。

にほんブログ村