あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Ballechin 10 year old(バレッヒェン10年)

barvirgo2014-11-18

スコットランドの南ハイランド地方ピットロッホリーという村に、エドラダワーという小さなシングルモルトウイスキーを造る蒸溜所があります。
とても可愛らしい蒸溜所ですが、なかなか良いシングルモルトウイスキーをリリースするので人気の高い蒸溜所です。
そしてこのエドラダワー蒸溜所では、2002年に同じピットロッホリーの村に1810年から1927年まで操業していた蒸溜所Ballechin(バレッヒェン)のブランド権を取得し、それまで造っていたノンピートタイプの「エドラダワー」とは違うヘヴィリーピーテッドタイプの「バレッヒェン」を製造するようになりました。
その後日本でも2007年から色んなタイプの樽で熟成させた「バレッヒェン」が幾つかリリースされてきましたが、それらは限定品で定番商品と呼べるものではありませんでした。
しかし今回ついに定番品と呼べる「バレッヒェン10年」がリリースされる事になったのです。
で、この「バレッヒェン10年」、どんなタイプのウイスキーかというと、ピートの焚き加減を表すフェノール値は50ppm、冷却濾過は行わず(ノンチルフィルター)、カラメルでの色調整も行なわない(ノーカラーリング)アルコール度数46%でボトリング、熟成樽にはファーストフィル、リフィルのヨーロピアンオークとアメリカンオークを使い、アメリカンオークの樽の方を多く使っているそうです。
因みにリリースのコメントには「オクトモア」には敵わないが、それ以外のアイラモルトには負けないぐらいスモーキーだそうです。
なので、あるじ的には「エドラダワー」は大好きですし、ピートの効いたウイスキーも大好きなので、この「バレッヒェン10年」はとても気なりますし、定番品だといっているので、是非日本でも販売して欲しいと思います。って言うか、きっと日本でも販売されると思います。

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