あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Whisky Magazine Hall of Fame 2015

barvirgo2014-12-09

が発表されました。
ウイスキーマガジンが毎年表彰していたIcons of Whiskyの中のLifetime Achievement award (特別功労賞)を一歩発展させ、より栄誉ある賞として受賞者の名を後世まで残していこうと制定したのがHall of Fame(殿堂入り)です。
ウイスキー業界に永年貢献して来てくれた方達に感謝し、その名を何時までも後世に伝える賞ってところしょう。
そしてこのHall of Fameに今回新たに2名の方が選ばれましたので、ここでも紹介したいと思います。
1人目はMichael Urquhart(マイケル・アーカート)氏、日本でもインデペンデントボトラーとしてウイスキー好きなら聞いた事のあるゴードン&マクファイル(G&M)の元マネージングダイレクター(社長)です。
社長を辞めたのは最近だそうですが、シングルモルトウイスキーを飲むというのが一般的でなかった時代に自社でボトリングしたシングルモルトウイスキーを売り、そして海外にも広め、現在では50カ国以上の国でG&Mのウイスキーが販売されているそうです。
また閉鎖していたベンローマック蒸溜所の再建、再稼動にも携わるなどこれまでの業績が評価されての受賞だそうです。
そして2人目はColin Ross(コリン・ロス)氏、ベンネヴィス蒸溜所のマネージングダイレクターです。
ベンネヴィス蒸溜所をニッカウヰスキーが買収し、再開して以降最初からではないようですが、ほぼずっとベンネヴィスで働いてこられた方です。
因みにあるじが2009年に蒸溜所を訪れた時に蒸溜所を案内してくれ、とても良くしてくれたのを今でも覚えています。
余談ですが、ゲストルームにアサヒスーパードライを抱えた招き猫があったことも未だ忘れられません・・・
コリン・ロス氏は若い時も幾つかの蒸溜所で働いていますが、今回の受賞に関してはやはりベンネヴィス蒸溜所で働くようになってからの業績が評価されたようです。
で、コリン・ロス氏に関しては、日本のニッカウヰスキー傘下の蒸溜所のマネージングダイレクターが受賞したという点と、またあるじが訪れた時にお世話になった方という事もあり、あるじ自身凄く嬉しく思いました。
そして今回殿堂入りされたお二方には心よりの御礼とお祝いを申し上げたいと思います。
「永い間ウイスキー業界に貢献頂き本当にありがとうございました。これからもご健勝で永くご活躍される事を祈っています。」

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