あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

La Alazana(ラ・アラザナ)

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というシングルモルトウイスキーがなんとアルゼンチンにありました。
2011年に蒸溜所が立ち上げられ2016年にはWWA(ワールドウイスキーアワード)でBest Argentinian Single Malt Whiskyを受賞もしていました。
って言うかこのLa Alazana(ラ・アラザナ)がアルゼンチン最初のモルトウイスキー蒸溜所なんだそうですが、このラ・アラザナだけではなくMadoc(マドック)というシングルモルトウイスキーも今はあるようです。
まあ本当に世界中でウイスキーが、しかもモルトウイスキーが造られるようになっているんだなあとつくづく感じました。
でラ・アラザナ、まだまだ生産量も少ないようで、日本に居たらとうぶんの間は飲む機会もないのでしょうが、とりあえず知っておいても悪くはないんじゃないかと思い簡単に紹介します。
創業は先にも書いた通り2011年、所在地はアルゼンチンの南部パタゴニア地方のLago Puelo(ラゴ・プエロ)、首都ブエノスアイレスから飛行機で2時間ぐらいの場所だそうです。
既にシングルモルトウイスキーをリリースしているそうですが、現在リリースされているには原料のモルトを英国から仕入れたものだそうです。
とはいえ地域に根付いたウイスキーをと考えるのは日本のディスティラーと似ていて、やはり地元産の大麦を使って地元パタゴニアイーストを使い、「a field-to-bottle whisky made using barley grown and malted on site.」と謳っている様に畑からボトリングされてウイスキーになるまで地元でやり、そうして造った100%地元産のシングルモルトウイスキーが近いうちにリリース出来ると発表されたニュースを見て実はあるじもアルゼンチンにこんな蒸溜所が在ったんだと知ったわけです。
そしてまだまだ小さい蒸溜所ではあるそうですが、やはり拡張も考えているそうなので、何れ生産量も増え海外にも輸出されるようになり、日本でも飲める日が来たら・・・、なんて考えるとこのラ・アラザナの事を覚えておくのもいいんじゃないかと思っています。