あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 オーバンまでも

barvirgo2015-01-23

あるじの好きなシングルモルトウイスキーの1つに、「Oban(オーバン)」があります。
生産量が少ない事もあり色んな種類をリリースすることなく、かなり14年物に拘った印象の強いウイスキーです。
実際あるじが蒸溜所を訪れた時も、説明の中でオーバンの熟成のピークは 14年だというグラフを見せてもらったほどのウイスキーだったのです。
もちろんディスティラーズエディションやマネージャーズチョイスなど過去には限定品で14年物以外の商品がリリースされた事はありましたが、定番品で14年物以外がリリースされるとは・・・
あるじ的には結構驚きでした。オーバンもなのね〜・・・って感じです。
という事でオーバンの新商品が(日本はまだ分かりませんが)リリースされました。
それが写真の「Oban Little Bay(オーバン リトルベイ)」です。
オーバンはゲール語で小さな港という意味があるので、「オーバン リトルベイ」だと小さな港小さな港と2回繰り返す不思議なネーミングのウイスキーです。
そしてここ数年流行の年数表記の無いウイスキーです。
アルコール度数は43%、使用している原酒にサイズは分かりませんが小さい樽で追加熟成させた原酒が使われているそうです。
ウイスキーの熟成は樽が小さいほど早いとされているので、このオーバンも熟成の途中で小さな樽に移し変え、おそらく14年熟成させずともしっかりとした味わいでボトリング出来るように造られたウイスキーだと思われます。
まああるじ的にはなんとなく14年物以外のオーバンがリリースされたのはショックですが、そこはやっぱりウイスキー好き、飲んでみたいしうちの店にも欲しいなと思ってしまうんですよね。
なので日本で発売になれば普通に仕入れますし、もし発売されなければこの秋オーバン蒸溜所に行くので、現地調達して来ます。

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