あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ダブリンで蒸溜された

barvirgo2018-06-16

(シングルポットスティル)ウイスキーが今年の8月、40数年ぶりにリリースされます。
現在アイルランドの首都ダブリン市内でウイスキーを造っているティーリング蒸溜所、「ティーリング」ブランドのウイスキーはだいぶ前から販売されてはいますが、その中身はクーリー蒸溜所やブッシュミルズ蒸溜所などで蒸溜された原酒を使っており、ティーリング蒸溜所で造られたウイスキーではありませんでした。
まあそれも当然、ティーリング蒸溜所は2015年の今月創業、まだやっと3年経っただけの若い蒸溜所だからです。
そんな若いティーリング蒸溜所も、アイルランドでは3年と1日以上樽で熟成させればウイスキーと呼べる為、やっとダブリン市内で蒸溜している原酒をウイスキーとしてリリースする事が出来るようになったわけです。
昔はたくさんダブリン市内あったといわれるウイスキー蒸溜所、アイリッシュウイスキー不遇の時代が長く40年以上蒸溜所が無い状況でした。
そこにティーリング家も元々はダブリンでウイスキー造りをしていたということでダブリン市内に蒸溜所を建て、そのウイスキーが世に出ることとなったわけです。
これって凄く素敵な事だとあるじは思うわけです。
ただ3年と1日が経過したからといってたくさんリリースするわけではなく、あくまでダブリンで蒸溜した原酒がウイスキーと呼べるようになった記念としてリリースされるので一樽のみのボトリング、本数にして250本だそうです。
あるじは昨年蒸溜所を見学させていただいてるので、あの場所で蒸溜されたウイスキーがリリースされるのかと思うと欲しい気はするんですが・・・
まあ250本、本数も少ないですしおそらく価格も記念価格で高いんでしょうから今回は諦め、もっと沢山の数がリリースされるようになったら買って飲んで、そしてお客様にも提供出来たらと思っています。
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