あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

Glenfarclas £511.19s.0d Family Reserve(グレンファークラス・511ポンド19シリング0ド・ファミリー・リザーヴ)

barvirgo2015-06-10

スペイサイドのシングルモルトウイスキーグレンファークラスというのがあります。
蒸溜所の創業は1836年、ロバート・ヘイという方が立ち上げたのですが1865年にお亡くなりになり、蒸溜所の借地権をジョン・グラント氏が買って新たなオーナーになられたそうです。
以来グレンファークラス蒸溜所は現在に至るまでグラント家が経営しており、ジョン・グラント氏から数えて5代目のジョン・グラント氏が社長を、6代目のジョージ・グラント氏がグローバル・セールス・ディレクターをされています。
そして1865年にジョン・グラント氏がグレンファークラス蒸溜所を買った日が6月8日で、当時の価格で511ポンド19シリングだったそうです。
でグラント家が経営するようになり今年で150年、この150年を記念してリリースされるのが「グレンファークラス・511ポンド19シリング0ド・ファミリー・リザーヴ」です。
当時蒸溜所を買った価格がネーミングされて、そこからスタートしたという事で0ド・ファミリー・リザーヴと付け加えられているんでしょうね。
何かグラント家の思いが詰まったウイスキーだなといった感じがします。
それで今回の発表では熟成年数は分かりませんが、ファーストフィルのシェリー樽をメインにリフィルのシェリー樽熟成原酒も合わせ、43%でボトリングしたシングルモルトウイスキーだそうです。
価格は英国で90ポンド(約17,000円)、発売は今月22日から、アメリカを除くワールドワイドで販売するそうなので、もしかすると日本での発売もあるかもしれませんね。っていうかワールドワイドなんだから発売して欲しいものです。ね!

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