連なるであろう蒸溜所が今年誕生しそうです。
とはいえフェリントッシュそのものが分からなければ、その新しく出来る蒸溜所にどんな意味があるのかちょっと分からないと思うので、簡単に説明するとスコットランドの歴史上固有名詞が分かる最古の蒸溜所がフェリントッシュで、1689年にはスコットランド政府から蒸溜の免許を得ていたそうです。
しかし、その後1784年に制定された酒税法の影響か、フェリントッシュのそれまでの蒸溜特権は廃止され翌年には閉鎖してしまったそうです。
そしてその後、フェリントッシュの名をつけた蒸溜所Ben Wyvis(ベンウィヴィス)等も誕生したのですがそれらも今では閉鎖になり、現在は1965年から1976年までインヴァーゴードン社がいったん復活させたベンウィヴィスのシングルモルトウイスキーが若干流通しており、そこにフェリントッシュの名残りが感じられる程度ってところだったのです。
ところがこのフェリントッシュに連なるベンウィヴィス蒸溜所を再建し、新たにGlenWyvis Distillery(グレンウィヴィス蒸溜所)としてシングルモルトウイスキー造りを行なう計画が進んでいたのです。
そして先にも書きましたが今年蒸溜所は完成し、ウイスキー造りを始めるそうなのです。
これはスコッチウイスキーの歴史を考えるとすごく感慨深く意義のある蒸溜所復活だとあるじとしても思うので、この計画が無事進んで欲しいと願うばかりです。
ただグレンウィヴィスのホームページを見ると出資者の募集をしているので、確実に蒸溜所が再建され蒸溜が行われる為に出資者、見つかって欲しいと思います。
まっ!とはいえ、この計画にはスチュアート・ニッカーソン氏が絡んでいるから大丈夫だとも思っています。っていうか信じ、蒸溜所が稼動したら見学してみたいと思うあるじなのでした・・・
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