あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 エジンバラ〜キャンベルタウン〜アイラ  −7−

barvirgo2016-05-27

5月1日(日)旅3日目、オーヘントッシャン蒸溜所を見学した後は、途中休憩を挟みながら一路キャンベルタウンに向かいます。
さ〜て19世紀末から20世紀初頭までウイスキーキャピタルとして名を馳せたキャンベルタウン、スコットランドの南西部キンタイヤ半島のほぼ先端、最盛期には30以上在ったと言われるウイスキー蒸溜所も現在では3蒸溜所のみです。っていうか2004年に2つから3つに増えたのであって、暫くは2ヶ所のみって時代が長かった街です。
また日本のウイスキーの父ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝氏が4ヶ月弱今は無きヘーゼルバーン蒸溜所で実習をしたことでも有名な街です。
訪れるには車(バスもあり)か飛行機、そして2年前からサマーシーズンのみですがフェリーも利用出来るようになりました。
とはいえ結構訪れるのに苦労する街で、そのせいか街の雰囲気は竹鶴政孝氏が実習していた頃とそんなに変わらないのではと感じさせてくれます。
なので訪れるのはちょっと大変ですが、是非スコットランドへ行かれるのなら訪れてほしい街の1つです。
てな訳であるじは車を走らせ、途中インバレリーの街でお昼休憩を取るなどゆっくりとキャンベルタウンに向かったのでした。 (↓ インバレリーで食べた昼食)

なおインバレリーの街にはロッホファインウイスキーズというスコットランドはおろか世界的にも有名な酒屋があります。
ハンドボトルのウイスキーなどオリジナル商品もあったりとなかなかの酒屋なので、インバレリーに立ち寄った際は覗いてみると良いと思います。
またインバレリーの街の手前、あるじ達は予約をしていなかったのと満席で入れなかったのですが、ロッホファインオイスターズというこんな場所にって感じなのに超人気のレストランもありますので、キャンベルタウンやアイラに車で行かれる場合は立ち寄るレストランとして検討してみるのも良いと思います。
そして夕方、キャンベルタウンに到着です。
キャンベルタウンのホテルと言えば竹鶴政孝氏が投宿していたホワイトハートホテルが有名ですが、現在は売りに出ていて休業中です。
竹鶴氏が投宿していたホテルで、日本のウイスキー文化を語る上では欠かせないホテルなので、出来ることならニッカウヰスキーかその親会社のアサヒビールに買ってもらい、再建して欲しいところです。
で、現在キャンベルタウンにありながら、これも知る人ぞ知るホテルがArdshiel Hotel(アルドシール ホテル)で、2012年に新装オープンしたのですがウイスキーの品揃えが豊富で有名なホテルなのです。

あるじ自身2005年以来2回目の宿泊でしたが、レストランにバー、そして部屋はその時より格段と綺麗にとなっていました。
で、ウイスキーはもちろん食事も美味しいので、今キャンベルタウンに行かれるなら最もお勧めのホテルです。
〜続く〜

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