あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 スモーク&ピートなバーボン

barvirgo2017-05-04

ここ数年アイラモルトの空き樽で熟成させるスコッチやアイリッシュウイスキーがリリースされるようになっていましたが今度は大西洋を横断しアメリカで、しかもバーボンでアイラモルトの空き樽で追加熟成されたウイスキーがリリースされたそうです。
それが写真の「Berkshire Bourbon Smoke and Peat(バークシャア・バーボン・スモーク&ピート)」、マサチューセッツ州の西に在るBerkshire Mountain Distillers(バークシャー・マウンテン・ディスティラーズ)という2007年創業のまだ若い蒸溜所が色々実験的なウイスキー造りをするなか誕生したバーボンだそうです。
新興の蒸溜所というか新規参入組は、今までと同じ様なバーボンを造るだけじゃおそらく生き残っていくのが難しいのでこうした新たなチャレンジをするんじゃないかと思うのですが、本当に色々考えていて面白いですよね。
で今回リリースされた「バークシャア・バーボン・スモーク&ピート」、バークシャー・マウンテン・ディスティラーズで、マッシュビルがトウモロコシ72%、ライ麦18%、モルト10%で仕込んだ4年熟成のバーボンをアイラシングルモルトの空き樽で3〜8ヶ月追加熟成させたウイスキーだそうです。
なので味わいは、甘くスパイシーなバーボンとスモーキーでピーティーなスコッチが入り混じったようなウイスキーなんだそうです。
それで造り手としてはバーボン好き、スコッチ好きの両方に興味を持ってもらい、そして飲んでもらえたらと考えているそうです。
ちょっとありだな!ってあるじは思います。
まあ味は実際に飲んでみないと分かりませんが、こういうウイスキー造りのルールを守った中で色々チャレンジしてみる、そして新たな味わいが誕生し皆であーだこーだ議論する、それがウイスキーの楽しみの1つな様な気がするんですよね。
そして海外で新たな蒸溜所が幾つも誕生しているようにここ数年、日本にも新たなウイスキー蒸溜所が幾つも誕生しました。
この新たな日本のウイスキー蒸溜所には是非海外の新興蒸溜所にも負けない創意工夫、且つ造りのルールを守ったウイスキーを生み出してもらいたいと期待するあるじなのでした。
いや〜、それにしても「バークシャア・バーボン・スモーク&ピート」、今回アメリカ20州で限定3,600本の販売らしくなかなか入手するのは難しいですが、出来ることなら飲んでみたいとも思ったあるじなのでした。
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