あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Strathspey 'whisky' biomass plant

という、スコットランドのマレイシャー・ロセス(スペイサイド)に、ウイスキーを造る際排出されるドラフ(麦汁を取った後の搾りかす)やスペントリース(蒸留後の残る廃液や残滓)を利用して、近隣9,000世帯分の電力や家畜の肥料を造るプラントの建設が始まったそうです。
相当なお金が掛かるようですが、これにより完成予定の2013年には100近くの雇用が生まれ、且つ年間 7.2メガワットの電力を供給すると共に46,642トンの CO2が削減出来るそうです。
そしてスコッチウイスキーの業界としては、2020年までに2009年当時より石化燃料の使用を20%をカットし、2050年には80%カットすることを目指すそうです。
なので、Strathspey 'whisky' biomass plantは、その先駆けという事なんでしょうね。
まっ!自然に優しく美味しいウイスキーが造れれば言う事なしなので、この事業が上手くいく事を願いつつ、日本のウイスキー造りもこうした事を考えていかないといけなくなるんでしょうね。
って言うか、既に考えているのかもしれませんけどね!
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