あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Lakes Distillery(レイクス蒸溜所)に

barvirgo2014-06-24

先週末ポットスティルが設置されたそうです。
イングランド湖水地方に今年オープン予定のレイクス蒸溜所、そこに3基の銅製ポットスティルと1基のステンレス製ポットスティルがスコットランドエジンバラ近郊のMcMillan社から到着し、オーダーから2年を経てやっと設置出来たそうです。
因みにポットスティルの容量は全て5,500リッターだそうです。
そして今年の9月から製造を始めるそうです。
またレイクス蒸溜所は、ジンやウオツカも製造する為ステンレス製のスティルを導入したのだと思っていたら、創立者のPaul Currie(ポール・カリー)氏のコメントを見ると、どうも銅製のスティルとステンレス製のスティルの両方を使って今までに無い個性豊かなシングルモルトウイスキーを造る事も考えているそうです。
実はあるじ、このコメントを見て今日のこの話を書く事にしたんですよね。
原文:founder Paul Currie said: “We have paid great attention to the plant installed in the distillery to ensure the very highest quality of our spirits. We have also introduced a number of innovations to the process which are at the cutting edge of distilling and will be the first distillery to use both copper and stainless steel in our distilling process which we believe will develop a malt with a greater character.”
ステンレス製のスティルでは好ましい原酒を造れないと言われているなかで、どんなモルト原酒を造る気なのか?とても気になります。
何しろポール・カリー氏はスコットランドのアラン蒸竜所の立ち上げメンバーの一人でもありますから、ウイスキー造りに関してはプロでしょうしね。
ウイスキーが誕生するのはまだだいぶ先でしょうが本当に気になります。
あと蒸溜所の稼動は9月からですが、ヴィジターセンターも12月にはオープンするそうなので、来年以降は湖水地方を訪れるのも楽しいかもしれませんね。
って言うか、あるじも何時か見学に行ってみたいと強く思いました。

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