あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Scapa Skiren(スキャパ スキレン)

barvirgo2015-07-17

スコットランドの北に浮かぶオークニー諸島、そのメインランドのスキャパ湾に面して建つスキャパ蒸溜所、1885年創業で操業・休止を繰り返し、且つ操業していても週に3〜4日の時期も長く、ここで造られるシングルモルトウイスキースコットランドでも実は手に入りにくいと言われているウイスキーなのです。
そして先にも書いたとおり休止していた事も多かった為、オフィシャルで販売されるスキャパは手持ちの原酒がどんどん古くなり、「12年」「14年」「16年」と熟成年表記もだんだんと長くなっていました。
そして現在、まだ市場には若干「16年」物が流通しておりますが、この「16年」も終売となり、次のスキャパのリリースが待たれる状況となっていました。
で、こちらの「Scapa Skiren」、スキャパ スキレンと呼ぶのでしょうか、ノーエージステートメント(年数表記なし)でファーストフィルのバーボン樽熟成原酒のみを使ったシングルモルトウイスキーで、9月より販売開始するとの発表がありました。
アルコール度数は40%、最近はスキャパ蒸溜所の稼動率も上がり、そこそこ若い原酒が増えている筈なので、その若い原酒に長期熟成原酒を合わせたウイスキーなんじゃないかと思われます。
正直まだどんな味わいかは分かりませんが、何はともあれオフィシャルのスキャパがまた市場に出てくるのはちょっと嬉しいなと思います。
但し、9月から順次発売(9月は英国とフランス)にはなる様ですが、まだ日本での発売が何時とかは決まっていないようなので、現行のスキャパを嗜みつつリリースされる日をお待ち下さい。

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