あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Holyrood Park Distillery(ホリールード・パーク・ディスティラリー)

barvirgo2015-08-28

スコットランドの首都エジンバラ、18世紀には(密造ですが)400以上も在ったと言われるウイスキーの蒸溜所も1925年を最後に今は無く、エジンバラモルトといわれるシングルモルトウイスキーエジンバラ市内から約24キロ離れたグレンキンチー蒸溜所の物となっていました。
しかし、ここ数年のウイスキーブームもあってかエジンバラ市内にもモルトウイスキー蒸溜所をといった声が聞こえ、ついに先日許可が下り、早ければ来年夏にも稼動を始め、4年後にはエジンバラ市内で造られるシングルモルトウイスキーが発売されることが発表されました。
その新しく出来るウイスキー蒸溜所の名前がホリールード・パーク・ディスティラリーで、この新しい蒸溜所の立ち上げに参加しているのが元マッカラン蒸溜所のマスターディスティラー、David Robertson(デーヴィッド・ロバートソン)氏なのです。
デーヴィッド・ロバートソン氏はマッカランを辞めた後もウイスキー関連の仕事を続けてこられたので、今回の新しい蒸溜所の立ち上げにもかなり自身があるようです。
まっ、シングルモルトウイスキーを造るのはもちろんですが、スコットランドの首都エジンバラの市内という事で、見学に訪れる方も多い事が予想出来るので、それに対応出来る蒸溜所にしていくそうで、相当充実したヴィジターセンターを考えているようです。
で実際に地図で蒸溜所が出来る場所を見ると、エジンバラ市内オールドタウン少し南に下がりますがホリールード・パークの直ぐ脇、ウェイバリーの駅からだと歩いて20分ぐらいの場所で、蒸溜所が出来たら本当に沢山の方が訪れるんだろうなと思いました。
っていうか、既存のビルを改装して蒸溜所にするのだから、もっと早く改装してくれると来年春にエジンバラを訪れるあるじ的には凄く嬉しいんですが・・・、まあ計画が遅れる事は多々あっても早まる事はまず無いスコットランド、流石にそれは無理だと思われるので、また改めて計画を立てエジンバラには訪れたいと思います。
そんな訳で是非皆さんも来年夏以降エジンバラモルトウイスキー蒸溜所が誕生するのでエジンバラを訪れ、市内の観光も楽しいですし合わせてこの新しい蒸溜所の見学を検討してみてください。

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