Bunnahabhain Hogshead 733(ブナハーブン ホッグスヘッド 733)
というシングルモルトウイスキーを2人の若手ゲンダイアーティストとコラボして造ると、ブナハーブンの親会社バーン・スチュアートが発表しました。
そしてどんなブナハーブンを造るのかと思ったら、若手のアーティストが2年がかりで造った写真の舟(フィッシングボート)で、先ずフランス・ブルターニュ地方のTrebeurden(トレボルデン)からスコットランドのアイラ島まで航海をし、舟がアイラ島に到着した後舟を解体、そしてその舟の材を使ってウイスキーを熟成させる樽にして、どの原酒を詰めるかは公表されていないのですが、ボトリング前の追加熟成に使うそうです。
まあ確かにブナハーブンのトレードマークは船乗りですが、まさかそこにインスピレーションを受けて舟を樽材にするとは思いもよりませんでした。
この樽にされる舟は9月末ぐらいにアイラ島に着くそうなので、約1ヶ月近く海水に浸されてかなり材に海水が染み込む気がするので、それで追加熟成なんてしたらそれこそ塩っぽいウイスキーに仕上がってしまいそうな気がするのですが・・・
まあその辺は随時テイスティングしてボトリングのタイミングを見計らうんでしょうね。
まあ舟がオーク材で出来ているのならおそらくそれを樽にしても問題にはならないのでしょうが、それにしてもよく考えたなと思います。
後はこの舟から幾つ樽が造られ、どの程度のウイスキーが造られるのか気になるところです。
因みに733という数字はトレボルデンからアイラ島までの距離だそうなので造られるウイスキーの数とは関係ないと思われます。
そして出来る事ならある程度の数を造って頂いて、日本でも販売されるぐらいになると飲むことも出来るかもしれないので嬉しいかな、なんて思ったりもしています。
そんな訳でリリースされる時の情報が今からちょっと楽しみです。
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