約1年前にブルックラディの前オーナー、マーク・レイニヤー氏がアイルランドで購入したウォーターフォード蒸溜所(当時はウォーターフォード ブルワリー)、着々と準備を進めていましたが、ついに先日試験蒸溜でファーストランのニューメークスピリッツがポットスティルから流出したそうです。 (写真)
因みにウォーターフォードの地で蒸溜が行なわれたのはなんと!201年ぶりの事だったそうです。
そしてこれから試験蒸溜やその他の設備などチェックをしていくのでしょう、当初発表の来年1月からの蒸溜所稼動とはいきませんが、来年3月からの操業をプレスリリースで正式に発表しました。
これでアイリッシュウイスキーの新たな蒸溜所の誕生が正式に決まったわけですが、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、このウォーターフォード蒸溜所で使用されるポットスティルは、この間までスコットランドはアイラ島の、ブルックラディ蒸溜所に置いてあった、今は無きインヴァーリーヴン蒸溜所で使われていたポットスティルなのです。
マーク・レイニヤー氏がブルックラディ蒸溜所をレミー・コアントローに売却する時の契約がどうなっていたのか分かりませんが、ブルックラディに置いてあったポットスティルがウォーターフォードに渡ってしまったんですね。
なので、ウォーターフォード蒸溜所的には良かったね!って話ではあるのですが、このポットスティルがブルックラディ蒸溜所から無くなってしまった事で来年から再来年にはオープンする予定だったポートチャーロット蒸溜所の計画が先延ばしになり、現状では何時になるのか分からなくなってしまったんですよね〜・・・
何か悩ましい話です。
アイルランドにも再来年には訪れようと思っているあるじ的にはアイルランドで見学出来る蒸溜所が増えるのは嬉しいのですが、大好きなアイラ島での蒸溜所計画が先延ばしになるというのは残念で、そう考えると悩ましい話なんですよね。
なんて事を思いながらもウォーターフォード蒸溜所の試験蒸溜の成功、やはりおめでたいと思いますし、将来どんなアイリッシュウイスキーとなって世に出てくるのか?というのがとても楽しみです。
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