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スコットランド蒸溜所ツアー 2019 秋 ~19~

f:id:barvirgo:20191123104542j:plain:right:w380トマーティン蒸溜所
見学その1

11/23(土)午前10時30分、あるじ1年ぶりの、そして3回目のトマーティン蒸溜所見学スタートです。
今回案内をしてくれたのは右の写真のニールさん、アイラ島出身の方でした。
ゆっくり丁寧に話をして頂き、とても分かりやすかったです。
さて見学、先ずは蒸溜所内に入る前に簡単なトマーティンの歴史、名前の由来など聞きます。
トマーティンとはこの辺りにジュニパーがたくさん自生していてジュニパーの茂る場所という意味だと周りの風景を見ながら伺います。
そしてウイスキー不況があったけど宝酒造のおかげで復活、なんて話もしてくれました。
宝酒造に感謝している感が伝わり、日本人としてちょっと嬉しく感じました。
そして蒸溜所内へ、先ずはモルトストレージ、巨大なモルトビンが幾つも並んでいます。
トマーティンの最盛期には現在のグレンフィディックグレンリヴェット並みの生産量があったんだ!なんて話を聞き、今はシンプソンズというモルトスター(麦芽供給会社)から毎日28.5トンのモルトが納品されている事を伺います。
しかしよくよく考えると28.5トンのモルト、どのぐらいの生産規模になるのか?分かったようで分かりません。
まっ、この辺の数字は実はあるじそんなに気にはしていません。
生産量なんて年々変わりますからね。
f:id:barvirgo:20150924144901j:plain:left:w320そしてミルルームへ、トマーティンのミルルームには2台のモルトミルがあります。
オールドとニュー(あたりまえか)で、ともにポーティアス製、オールドが約80年物だそうで現在は使っておらず、ニューの方でも既に50年ほど使っているそうです。
そしてこれは以前トマーティンで伺った話ですが、ポーティアスのモルトミルは使い勝手がよく壊れないしメンテナンスも簡単で、それが仇となって会社が倒産してしまったというのは有名な話なんですが、それがなんと一度ならず二度だったそうで、最初倒産し引き継いだ会社も倒産してしまったんだそうです。
なので確かによく見るとポーティアスのモルトミルにはHULLって表記された物とLEEDSって表記された物があるのです。
因みに写真のHULLと表記されているのが、ニューの方です。
なのでLEEDSと表記されているのは余裕で50年オーバー、おそらくあるじよりお兄さんのモルトミルという事になるのです。

~続く~