あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ウッドフォード・リザーヴ・ダブルオークド(Woodford Reserve Double Oaked)

barvirgo2012-01-23

バーボンでは珍しい単式蒸留機で3回蒸留して造られるウッドフォード・リザーヴ、スタンダードの商品でも スモールバッチ(少量生産)で高品質のバーボンですが、今年3月に新商品をリリースするそうです。
それが右写真のダブルオークド、どうも熟成で2つの樽を使った商品のようです。
まず最初にホワイトオークのチャーした新樽で熟成させ、その後樽の内側を深くトーストしてから軽く焼いた樽に移して後熟させているようです。
で、樽の内側の焼き方としてよくチャー(char)という表現を使うのですが、これは樽の内側を炭化するぐらい強く焼く焼き方で、アメリカでは7段階ぐらい焼き方があるそうですが、トーストというのはどうもただ軽く焼くというのではなく、最近では遠赤外線を使い表面は焼けないが樽材の内部に火が通り、その後軽くチャーしただけでも樽の成分がよく出る焼き方なんだそうです。
なので、たぶん今回発売されるダブルオークドは、チャーした樽で熟成させた原酒をトーストしてから軽くチャーした樽で後熟といっているので、2つ目の樽で深い味わいを通常のチャーした樽とは違う形で強く出しているようです。
因みにテイスティングノートには、とてもクリーミーで、バニラの感じやハチミツの感じも強く、そしてエレガントにでていると書かれていますしね。
こんなウッドフォード・リザーヴ・ダブルオークド、アルコール度数は90.4プルーフ(45.2%)で、750clのボトルがアメリカで49.99ドルで発売です。
今までスタンダード以外には限定品しかリリースしてこなかったらしく、日本では当然スタンダード品しか入ってこなかったのですが、このダブルオークドは限定品ではないようなので、もしかしたら日本でも発売されるかもしれませんね、っていうか発売して欲しいと思います。
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