あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Cardrona Distillery(カードローナ蒸溜所)

barvirgo2015-07-23

という蒸溜所がニュージーランドに今年の10月オープンするそうです。
そしてこの新しく出来る蒸溜所の最大の目標はシングルモルトウイスキーの製造のようです。
但し、ウイスキーは製造してから製品として市場に出せるまである程度時間が掛かります。
ニュージーランドの法律が分からないので最低何年かは分かりませんが、この蒸溜所の計画では最低10年熟成させるそうなので、早くて2020年代半ばとなるようです。
で、10年もウイスキーをリリースしないでどうするの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、他の国でも新しく出来る蒸溜所がよく取り入れているようにウオツカ、ジン、トリプルセック、シュナップスなど比較的直ぐ市場に出せる製品の製造と、この蒸溜所の正式名称がCardrona Distillery & Museumっていうぐらいですから見学施設を設け、見学者を呼び込む事にするそうです。
またそれ以外にもFoundation Casks programmeというのがあり、これは最初にフィリングした100樽をシェリー樽ならNZ$21,000(約173万円)、バーボン樽ならNZ$10,500(約86万5千円)で販売してくれるそうです。
但し、このプログラムで樽を買われた方も、中身を貰えるのは10年後だそうです。
先着100名という事なので、夢を買うと思えば高くはないのかもしれませんね。
また日本人が買った場合に本当に招待してくれるのかは分かりませんが、このプログラムに参加し樽を買われた方は、カスクフィリングの時蒸溜所に招待してくれるそうです。
自分の買った樽に原酒が詰められるところを見られるっていうのは、その後の楽しみも増してちょっと良い考えですよね。
後は日本からの往復飛行機代まで出してくれるのか?っというのが気にはなりますが・・・
まあ久しくウイスキーの蒸溜所が無かったニュージーランドに、ウイスキーの蒸溜所が誕生するだけでも嬉しいニュースなので、ご興味のある方はこちらカードローナ蒸溜所のオフィシャルサイトをご覧下さい。
蒸溜所の現在の様子などご覧になれます。

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