あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ドラフやポットエールで

barvirgo2017-07-14

車が走る・・・
スコットランドエジンバラにあるCeltic Renewables(ケルティック・リニューワブルズ)は、南ハイランドのシングルモルトウイスキー蒸溜所、タリバーディンの協力やスコットランド政府の支援を受け、蒸溜所から出るドラフ(糖分を取り出した後の麦芽カス)やポットエール(蒸溜残液)からガソリンやディーゼル燃料車のエンジンはそのままに、車を走らせるバイオ燃料・biobutanol(バイオブタノール)を開発したそうです。
まあ今までもこういう研究開発をしているという話は聞いていましたが、今回は実際に車を走らせる事に成功し、近く900万ポンド掛け実験レベルから商業レベルでバイオブタノールを造れる工場の建設を始めるそうです。
これはこれでCO2の削減になるのでとても良いことだと思うのですが、これで各蒸溜所から出るドラフやポットエールがこうしたバイオブタノールを造る為の工場に運ばれると、前にも書きましたがスコットランドの牛さん達の餌が足りなくなってしまうので、なんか素直に良かったですね。と言えないあるじなのでした。
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