あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

スコットランド蒸溜所ツアー 2019 秋 ~22~

f:id:barvirgo:20191123154708j:plain:right:w380ストラスアイラ蒸溜所
見学!

11/23(土)午後3時、ストラスアイラ蒸溜所見学スタートです。
あるじ達が参加したのは前回も書きましたが15ポンドのTraditional Distillery Tour、ツアータイムがテイスティング含め最低1時間15分、ただ参加した感覚でいうとテイスティングまで入れると約2時間近く掛かったように感じました。
蒸溜所を出た時は蒸溜所を閉める時間(午後5時)になっていましたからね。
なのでこれからストラスアイラ蒸溜所を見学に訪れようと考えていらっしゃる方は時間に余裕を持って参加された方が良いのかもしれませんね。
で、このツアー、なにしろ前ふりが長いです。
注意事項に蒸溜所の歴史など実際の蒸溜所を見学するまでのガイドさんの話がかなり長いです。
この辺りの話は英語が苦手なあるじ的には結構辛かったです。
そして長い話を終え見学、ここで衝撃のあるじ、今「小言」を書いていますが、蒸溜所を見学中に取ったノートがストラスアイラだけ無くなっていたのです。
ストラスアイラのミリングはグリストの比率が一般的な1:7:2じゃなく変わっていたのでここで紹介しようと思ったんですがそれはかなわず、またいつか訪れる機会があればその時にでも紹介します。
というわけでマッシングの回数に湯温も下手に書くと間違えてしまうので省略いたしますが、見学当時下手な英語でなんか質問したのだけは覚えています。
またウォッシュバックが木製で、事前情報ではオレゴンパイン以外も使用していると聞いていたんですが、見学の時聞いた話では確か全てオレゴンパインで造られていると仰っていました。
後の数字は発酵時間、ウォッシュのアルコール度数、初溜・再溜後のアルコール度数含め全滅です。
なので、今回のツアーに参加してくれたお客様からもし数字など聞く事が出来れば、後日改めて紹介させて頂きます。
それとストラスアイラ蒸溜所は蒸溜所内写真を撮る事が出来ません。
唯一撮れるのがスティルハウスを出た後に外からスティルハウス内が撮れる事で、それがトップの写真となります。
で、因みにこのポットスティルの形状が、キリンディスティラリー御殿場蒸溜所のポットスティルの原型になっているんですが、御殿場蒸溜所も早45年オーバー、ストラスアイラ蒸溜所のガイドさんはその事も御殿場蒸溜所の事も知りませんでした…
f:id:barvirgo:20191123160449j:plain:left:w380そして蒸溜所を出た後はウェアハウスへ、ここで確か「ストラスアイラ12年」を1杯ご馳走になりながら樽や熟成について伺いました。
それでウェアハウスの外からの写真なので分かりづらいですが、左写真のちょっと奥のほうにある比較的綺麗な樽がミズナラ樽です。
見学させて頂いたウェアハウスには3丁、そして一応他のウェアハウスにも幾つかはあると仰っていました。
まあそうはいってもそんなに沢山持っているようには感じられませんでしたけどね。
それと写真だとこれも分かりづらいのですが、ここで見せて頂いたストラスアイラ蒸溜所の殆どの樽にGlenlivetの文字が見られました。
まあ今でこそ同じペルノリカール傘下の蒸溜所ですがもとは別会社、昔グレンリヴェットの人気にあやかりどこの蒸溜所も蒸溜所名+グレンリヴェットを名乗った名残りが見られ、ちょっと歴史を感じ面白かったです。
こうして皆さんに多くの事は伝えられませんが、見学が終わった後に昨年出来たという綺麗なテイスティングルームで試飲があり、ストラスアイラ蒸溜所の見学ツアーは終了しました。
それと日本では終売になった「ストラスアイラ12年」、「Chivas Regal Single Malt 12 Year Old Strathisla」となって蒸溜所で販売されています。っていうか、後で知ったんですが蒸溜所限定でした。

~続く~