あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

スコットランド蒸溜所ツアー 2019 秋 ~26~

f:id:barvirgo:20191124143838j:plain:right:w380マッカラン蒸溜所 見学
~その1~

11/24(日)午後2時過ぎ、マッカラン蒸溜所に着きました。
マッカラン蒸溜所を訪れたのは2011年の9月以来なので約8年ぶり、全く別物になったのは知ってはいましたがここまでとは・・・
あまりの違いに本当に驚きました。
因みに今回の見学はあるじ達だけのプライベートツアーでしたが、現在マッカラン蒸溜所のツアーには15ポンド、40ポンド、そして100ポンドのツアーが用意されているようです。
ただマッカラン蒸溜所のサイトを見てもまあ見学後のテイスティング内容が大きく違うのだろうと思われますが、どこまで違うのか分からないので、どのツアーに参加されるのが良いか?ちょっと悩んでしまいますね。
ただ現在の蒸溜所にはバーも併設されていて、蒸溜設備を眺めながら飲むことが出来るようになっていたので、見学ツアーは15ポンドのツアーにしてその前後にそのバーで飲むのも良いかもしれないなと感じました。
そして博物館のような蒸溜所内の展示を見ながら待って午後2時半、ついに今回のスコットランド蒸溜所見学ツアー最後のマッカラン蒸溜所見学がスタートとなりました。
蒸溜所そのものが巨大宇宙船のような感じですが、その核心部分入っていくって、そんな感じです。
とにかくプロダクトエリア、凄く広いです。
プロダクトエリア内は両サイドに通路があってその通路に挟まれたところに製造設備が置かれています。
なので先ずはエリア内通路のところで造りに関する説明を伺います。
新しいマッカラン蒸溜所は見学させる事を前提に建てられているのが良く分かる造りで、通路には説明の為の模型など色々と置いてあります。
なのでそれらの前で説明を受けるので、結構分かりやすく英語が苦手な方でも大丈夫だと感じました。
因みにマッカラン、使用している大麦はスペイサイド産だと仰っていましたがモルティングはシンプソンズに依頼しているそうです。
f:id:barvirgo:20191124144737j:plain:left:w380そしてマッシング時のお湯の投入は4回で、1回目が64度、2回目が78度、3回目が85度、そして4回目が92度だそうです。
それで左の写真がマッシュタンでかなり大きいのが分かると思うのですが、このマッシュタンをもう1槽設置する場所がこのマッシュタンの横にあり、まだまだ生産能力を上げようとしているんだなという事が分かりました。
以前生産量には拘らないと聞いていたので、たくさん造る気がなくてこの規模かとちょっとこのあたりも驚きでした。

~続く~